土曜日, 4月 12, 2008

人気イラストサイトについて思う事
イラスト・東陽子 illustration:Yoko Higashi
イラスト・東陽子 illustration:Yoko Higashi
 
 人気イラストサイトについて思う事。
 共通点見つけた・・・
 それは、サイト内に既成作品のファンアート(いわゆる版権作品)が割に多いと言う事。
 
 オリジナル作品のサイトなんて、よほどの有名人で無い限り(いわゆるプロとか大手とか)、カウントが回らないのね。
 今更知ったのかとか言われそうだけど、あえて。

 ね、
 こういう人たちってさ、いつオリジナル作品描くの?
 
 まあ、おかげさまで?、殆どファンアートは描かない私の所は、海外アート投稿サイトの「deviantART」の中でも、カウントがそれほど回ってない方だけどね。
 
 まあ、人気作品を描いてみました、と言う人の所は人気キーワードで難なく?ヒットするだろうし、それにつられて、ファンアート作者の注目度も結構上がると思うけど。
 このジャンルを描くためだけに、私のイラストサイトは存在する!プロにならなくてもいいから趣味で続けたい!と言う人は除いて、自分のオリジナルの描き方(絵柄)を認知して欲しい、プロになりたい!と言う人は、この辺真剣に考える必要があると思うね。

 別に、同人を否定してる訳じゃないよ。
 でも、別の人のサイトで、「そろそろ自分のオリジナル作品を描かないと、元々の自分の表現が出来なくなる」っていうコメントがあったけれど、もっともだと思ったわ。

 
 出版社における新人の採用についてもつくづく思うけど、私みたいなアナログ志向(CGも使えるけれどCGだと表現が充分に出来ないので、アナログよりラフな感覚でしか使っていない)なんてもう、今じゃどこの出版社も受け付けない風潮があるのはちょっと。
 まあ、電撃系とか、あの辺は最初からこう言う所だと分かってるから、あっさり他の候補を探せるけれど。
 
 でも、ずっとアナログで来ている既成作家でさえ、T社の新書判のある小説の挿絵が、不自然に「デジタル化」させられてて、異様に思わされたこともあるし。
 他の所(C社・出版社の老舗の一つ)ではそれまで通りのアナログなのよ。おかしくない?
 その、老舗の出版社・C社でも、CGマスターのデビューが激増しているので、問い合わせてみると。

 「そちらではCG使う人がよくデビューしていますが、CG使わない人は採用しないんですか?」
 「いえ、最近、CGを使うイラストレーターさんが多いので、それで採用させて頂いてるのですが」
 
 ・・・これは嘘だね。
 同社で出版されている単行本をずっと見てきてるけれど、既成作家以外は全員、CGマスターだよ。
 まあ、あくまでイラストレーターを選ぶのは小説家だから、こればかりはどうしようもないけどね。

 とっても趣味が多いです。こうやって他人のページデザインをアレンジしてみたり色々結構やってるけど、結局は気がつけば絵を描いていますね。文章書くのも好きで2006年末から一年半ほどやってたニュースレビューブログではおかげさまでユニーク100万アクセス頂きました(我ながら今でも信じられないょ)。また、けっこうメディア関連でヘタレ絵、文章投稿ともに掲載を頂いていましたが、現在お休み中です。でもまた送る気は満々ですね(笑)ぼちぼち水面下で活動中です。

Biography


東陽子(ひがしようこ=Yoko Higashi)

12月20日生まれ。

1983年、メディアデビュー(テーマ作画)。 

複数の新聞・雑誌の読者投稿をしていたが、現在体調不良のため休止中。

画風は基本的に手描き。面倒くさい細密画が大好きで、得意。

CGも描くが、アプリ自体が個性を殺す特性を持つので、最近は既成アナログ作品の効果を出すためのツールとしか使っていない。  

2006年よりインターネットの世界に入り、最近はブログやデザインカスタマイズにも凝っている。 

オフラインでは、いまだ丸ペンで地味な作業を重ねている日々。